by 篠原設計室 一級建築士事務所
篠原設計室は、墨田区・京島の細い路地に面する設計事務所です
このまちで暮らし、デザイン活動をする日々の中
感じたこと、考えたことをつづっています
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早起きをして3年ぶりに千鳥ヶ淵へ桜を見に行ってきました。
千鳥ヶ淵へ花見に行くときは、たいていボートに乗ります。
早起きをするのは、開場前のボート乗り場に並ぶため。
水面に向かって枝を伸ばす桜を間近に見るのもいいものですよ。
ここの桜は一本一本が大振りなのでとても迫力があります。
その桜並木を見下ろす『イタリア文化会館ビル』
竣工当時、この特徴的な外観がまわりの景観に与える影響について、多くのメディアに取り上げられていました。
3年前といえばまさにその只中であり、はじめて見たときの印象を良く覚えている。
確かに目を引かれる外観ではあるが、報道されているほどのビビットな“あか”の印象は薄く、むしろガラス面の放つ緑色と相まって、深く上品な印象が残っている。
人それぞれ感じ方は違うが、あれほど騒ぎ立てられるほどの違和感は感じなかった。
3年が経ち、天気のせいもあってか、その赤色の深みは増したように思えました。
画像や図面・模型など、いわゆる資料から受ける印象と、実際その場で感じる雰囲気。それらが当然のことながら大きく違うということを痛感させられた経験でした。
(…であれば今は楳図かずお邸を確認するべきか…)
■所在地:東京都千代田区九段南2-1-30
■主要用途:文化会館 事務所 住宅 車庫
■設計:KAJIMA DESIGN
ガエ・アウレンティ(コンセプチュアル・デザイン)
その花弁の幾何学的な模様のひろがりに、連れの存在を忘れて見入ってしまいました。
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