by 篠原設計室 一級建築士事務所
篠原設計室は、墨田区・京島の細い路地に面する設計事務所です
このまちで暮らし、デザイン活動をする日々の中
感じたこと、考えたことをつづっています
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感じたこと、考えたことをつづっています
有明TFTホールで行われたアーキフューチャー2009に行ってきました。会場はかなりの混雑。
目的は原広司氏の講演、そして藤本壮介氏・和田智氏による対談、石上純也氏・平田晃久氏による対談の公聴です。
各建築家の方々の考えは興味深く、そして共通しているものがありました。
原氏の言葉を借りると、
『現象としてこういうことが起こっている。その時の建築としての形はどういうものになるか。』
つまり今起こっている事がどのように刻々と変わっていくのか。
それを捉えていく建築の形。
そういった建築を考えている。
ところで今回の5名の中で唯一建築家でない人が和田智氏。
前アウディAG/アウディデザインクリエイティブマネージャーである氏の言葉には、只ならぬ緊迫感がありました。
それまでの原氏、藤本氏の言葉を書きとめたノートは3ページ目に入っていましたが、和田氏の公演中、ペンが走ることはありませんでした。
今、この人の言葉を一言も聞き逃したくない、その姿から目をそらしたくない。
そんな思いが続いていました。
時間もかなりオーバーし、主催者側のカンペで講演は終了してしまいましたが、もっと聞いていたかった。
ノートには冒頭に書いた、
『Satoshi Wada』
の文字しか記されていませんが、その言葉の多くが心に残っています。
非常に感動した一時でした。
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