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by  篠原設計室  一級建築士事務所
篠原設計室は、墨田区・京島の細い路地に面する設計事務所です
このまちで暮らし、デザイン活動をする日々の中
感じたこと、考えたことをつづっています
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あるアニメに影響を受け、その世界観を都市のプログラムに引用し、そこから建築を考えようと試みたのは大学での卒業制作であった。

そのアニメに登場し、いい距離感で物語に介入してくるのがJ.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』である。

最近、同書の村上春樹訳が出版されているのを知り、近くの図書館で取り寄せてもらった。

「週に一冊の本を読破する」と決めたのはずいぶん前の事で、その決心もなかなかファジィなのですが、今はこの本を読んでいます。

建築に偏ることなく本を選ぼうと思っています。

最近面白かったのは、村上龍『半島を出よ』 装丁もお気に入り。

建築モノで今思いつくのは、平松剛『光の教会 安藤忠雄の現場』

何かお勧めありましたら教えてください。
J.D.サリンジャー (著)
 村上 春樹 (翻訳)
『The Catcher in the Rye』
2003年
白水社
プレゼンを終えて事務所に戻る。

概ね好感触であったが、会話の中でまた新たなプランが見えてくる。

帰りに別件の宿題を頂いて帰路についた。


様々な性格の案件、自分のやりたい事、コンペ…

こうして考えつづけることができるのは幸せなことである。

こんな機会を与えてくれる皆様に感謝しています。

090426-mdel.jpg夢のカケラ達、、、の一部。
















南青山の事務所にて打ち合わせ。

夕方事務所に戻り、これから夜にかけて先日のスケッチを図面におこす。

仮眠が取れれば良いが、そのまま模型製作に着手。

明日の夕方、お世話になっている不動産屋さんにてプレゼン。


実現する可能性は、…どうでしょう。

しかし特徴的なまちの中の独特な敷地に対して、面白い計画ができそうである。

どんな性格の依頼であっても建築に対しては真剣に、そして楽しんで、一生懸命に考えることを心がけています。

それがこれからの仕事に、必ず生きてくると信じています。

『KYO-JIMA [3] project』(仮)

乞うご期待ください。
丸一日かけてある病院の定期検査に行ってきました。

高崎線に揺られて深谷まで。

これがなかなか時間がかかる。

新幹線で実家のある佐久平まで行くのと、ほぼ同じ時間である。

そんなことを考えながら駅を降りると綺麗な桜並木が。

今年はさぞ綺麗に、そして長く楽しめただろう。
090424-hukaya-1.jpg来年は桜の時期に…












090424-nora.jpg帰路の路地裏にて…
今日もいい天気だった。











090415-Western-Metal-Supply.jpg
Western Metal Supply Company Building
画像:Wikipedia
ぺトコ・パークのWestern Metal Supply Company Buildingに打ち込まれた内川のホームランを良く覚えています。

球場を建設する際解体予定だったこの建物は、今ではその角がレフトポールの役割を担い、この球場のシンボルとなっている。

メジャーリーグの球場は特異な形状をしているものが多い。

旧ヤンキー・スタジアムのライトの狭さ
フェンウェイ・パークのグリーンモンスター
パシフィック・ベルパークにおけるスプラッシュ・ヒット

日本人の気質上、スポーツが行なわれるフィールドでこのような形状は考えられません。

これらは建設当時の敷地条件によるものが多く、日本であればまずそのような敷地は選ばれないし、そこしか無いにしても根気強く交渉を重ね、十分な土地を確保するでしょう。

しかしなぜでしょう、メジャーリーグのそれらの球場はまちに馴染み、そこで地元のファンたちが思い思いの声を発し、気に入らない試合ならさっさと帰ってしまう。
まるで生活の一部のように球場に足を運んでいる印象を受けます。

京島から東京ドームまで遠くはありません。
ですが、そこそこのジャイアンツファンである私も、野球観戦といえばそれなりに予定を立てないと足を運べません。


小さな頃、公園で野球をする時レフトとライトの距離は全然違っていた。
人数が少なければ三角ベースにした。
いきなり誰かの兄貴が来て、虫の居所が悪いのか強烈なライナーを続けざまに放って帰って行った。

日本の野球少年のフィールドと、プロ野球選手の球場には大きな違いがある。
しかし、メジャーリーグの球場は野球少年のフィールドの延長上にあるように思える。

そこにはまずそのチームの“まち”があり、えらそうに球場があるのではなく、皆が集まる公園の中の、そのあるスペースでスター達が野球をやっているのである。
そうすればそのカタチはただの偶然であり、誰かの兄貴が『こっち側狭いから壁高くしよう』と言ったのだろう。

だから彼らはその場を“BALL PARK”と呼ぶ。


こういった考え方は建築を考える上でも重要であり、とくに成熟した都市であればあるほど、そのあり方には注意を払わねばならない。

結果、建築という“PARK”ができたら、それは一つの成功であろう。
以前在籍していた南青山の事務所の方へ、仕事の打合せに行ってきました。

みゆき通りを一本入った静かな住宅街にある事務所。
たまにうるさいのは防衛省のヘリコプター。

憧れの事務所です。

その帰りに先日オープンした『Ao<アオ>』に行ってきました。

246沿いのメインエントランスから入り、エスカレーターを上がっていくと、徐々に開放感が大きくなってきます。
これは低層部分の北東側が大胆にセットバックしているため、上に行くにつれて外部が近づいてきているからです。
商業ビルのテナント部分は、効率を優先し閉鎖的で画一的なプランが多いですが、このビルでは日照権の問題を解決しながら面白い計画になっていると思います。

テラスに出ると気持ちいい風が吹き渡り、246側からは想像できない風景を見せてくれました。
090410-Ao-1.jpg■作品名:Ao<アオ>
■所在地:東京都港区北青山3-11-7
■主要用途:テナント オフィスビル
■設計:日本設計













090410-Ao-2.jpgそれにしても今日はいい天気だった…
















090410-Ao-3.jpgメインエントランスから入って4階のテラスに出るのがオススメです。設計の意図がよく表れていると思います。
TOD'Sビルは近くで見るのもいいですが、ここから見てもいい雰囲気です。






090405-sakura.jpg

早起きをして3年ぶりに千鳥ヶ淵へ桜を見に行ってきました。

千鳥ヶ淵へ花見に行くときは、たいていボートに乗ります。

早起きをするのは、開場前のボート乗り場に並ぶため。

水面に向かって枝を伸ばす桜を間近に見るのもいいものですよ。

ここの桜は一本一本が大振りなのでとても迫力があります。

その桜並木を見下ろす『イタリア文化会館ビル』

竣工当時、この特徴的な外観がまわりの景観に与える影響について、多くのメディアに取り上げられていました。

3年前といえばまさにその只中であり、はじめて見たときの印象を良く覚えている。

確かに目を引かれる外観ではあるが、報道されているほどのビビットな“あか”の印象は薄く、むしろガラス面の放つ緑色と相まって、深く上品な印象が残っている。
人それぞれ感じ方は違うが、あれほど騒ぎ立てられるほどの違和感は感じなかった。

3年が経ち、天気のせいもあってか、その赤色の深みは増したように思えました。

画像や図面・模型など、いわゆる資料から受ける印象と、実際その場で感じる雰囲気。それらが当然のことながら大きく違うということを痛感させられた経験でした。
(…であれば今は楳図かずお邸を確認するべきか…)
090405-iic-tokyo.jpg■作品名:イタリア文化会館ビル
■所在地:東京都千代田区九段南2-1-30
■主要用途:文化会館 事務所 住宅 車庫
■設計:KAJIMA DESIGN
     ガエ・アウレンティ(コンセプチュアル・デザイン)






090405-mokuren.jpgモクレンとレッドロビンごしに…












090405-tsubaki.jpg帰りの道すがら、九段会館の前にツバキを見つけました。
その花弁の幾何学的な模様のひろがりに、連れの存在を忘れて見入ってしまいました。








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誕生日:
1978/10/19
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