by 篠原設計室 一級建築士事務所
篠原設計室は、墨田区・京島の細い路地に面する設計事務所です
このまちで暮らし、デザイン活動をする日々の中
感じたこと、考えたことをつづっています
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このまちで暮らし、デザイン活動をする日々の中
感じたこと、考えたことをつづっています
寝ぼけているので小さな目がさらに小さく…
商店街のクリーニング屋さんが飼っているネコ、もとは野良だったそうです。暖かくなるといつも路地の真ん中で寝ています。
私は勝手に名前を付けて可愛がっていました。
先日、いつものようにかまっていると、
「ムサシがどうかしましたか」
と歯医者さんから出てきた上品なおばさま。
私は気になっていた首もとの傷について尋ねてみた。
発情期のこの時期、道いっぱいに血と毛を散乱させるほどのケンカをしてしまったらしい。
そのときの傷で、病院で縫ってもらったそうです。
去勢手術も併せて行い、その費用は近所の皆さんで出し合ったとのこと。
(ちなみに野良ネコのままであれば、区が費用の半分を助成)
聞けばあちこちの家で寝かせてもらっているようで、
「地域ネコみたいなもんだから、これからも可愛がってね」
おそらく猫好きな方や、動物愛護の観点からNPOなどを立ち上げ、地域猫を管理していくことはあることだろう。
ルールを決め、定期的に集まり、報告や苦情に対する対応などを検討する。
しかしここの場合、そんな堅苦しいものではなく、クリーニング屋さんの下の子を家で遊ばせ、遅くなったから「今日はウチに泊まらせるから」という感じであろう。
冬の寒い夜にバイクカバーの下にもぐりこんで、ブルブル震えていたのも見たことがある。
このユルイ感じがなんともアットホームで、まさにここに住んでいるネコ(住みついているではなく)、という感じがするのです。
私も地域の一人として本名のムサシと呼ぼう。
(地域ネコならバラバラの呼び名の方が整合性があるようにも思うが…)
ココを触るとアゴがグイ~っと出てきます。
どうしてもグイ~っと出てしまうようです。
気持ちよさそう…
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