篠原設計室は、墨田区・京島の細い路地に面する設計事務所です
このまちで暮らし、デザイン活動をする日々の中
感じたこと、考えたことをつづっています
7年ほど前から使っているエプソンのプリンタPM-3500C
かなり古いモノですが、当時CANONの安物から乗り換えた私は、その画質・スピード・音、全てに感動したのを覚えています。
これといった故障も無く今日まできたのですが、最近リサイクルのインクを使ってから少し不調。
というのも常々インク代の高さには不満があり、そんなところからリサイクル品を使ってみたのです。
しかし目詰まりするわ、残量カウンターは使えなくなるわで憤慨。
環境のためとはいえ、安かろう悪かろうではお話になりません。
それは勿論、建物でも同じでしょう。
EPSON PX-6550
寝室に向かう廊下にある掛花入れです。
木場公園で行われていた陶器市で手に入れました。
私は掛花入れがとてもすきなのです。
おそらく、花を入れたときの不安定な形態に惹かれているのだと思います。
その日は妻と茶碗を探していたのですが、私は花入れを触ってばかり。
「一つならいいよ」と許しをもらい、値段も手頃だったこの花入れを購入しました。
一応作家さんモノです。
最近、花を入れてないことに気づき、さて何を入れようか…。
本当は畦道で摘んできたような野花を入れたいのですが、なかなかそのような空間が無いのが寂しいです。
商店街の花屋さんに相談してみよう。
ここのおばさんも面白い方なので、また紹介します。
台所の音、ナイター中継、夕食の団欒、風呂桶の音、姉妹が歌っているGReeeeNの「キセキ」、AMから流れている中島みゆきの「わかれうた」、電話での会話、反抗期の子供と大人のケンカ…
路地を進むにつれて移り変わる、各家庭の音の中に様々な生活が想像され、ニヤけてしまうことも多いです。
建築を使うのはやっぱり人間なわけで、多様な生活や暮らしを見せてくれるこのまちは、やはり刺激的です。
ケンカといえばこんなこともありました。
夜の10時頃、前の路地を3年生くらいの男の子がかけて行き、「父ちゃんが暴れてる!!」
おそらく近くの親戚の家に駆け込んだのでしょう、おじさんらしき人がその子のうちに向かっていきました。
恐る恐る戻ろうとする男の子に「大丈夫か」と声をかけると、こっちに精一杯の笑顔を向けてくれました。
数軒となりの長屋の中からは怒鳴り声がしばらく続き、私と男の子は無言で路地に立ち尽くしていました。
今に映画『血と骨』のように一人が玄関を破って飛び出し、続いて一升瓶を持った男が出てくるのかと想像していました。
間もなくおさまりましたが、そんな生活もここにはあります。
ここに住んで5年になりますが、そこまでの大事はそれっきりです。
夫婦喧嘩や、親子喧嘩、兄弟ゲンカは、よく、聞こえてきます。
この季節、18時になるとFMからAMに変えます。
商店街の皆様と同様、ナイター中継に切り替えるのです。
試合がはじまったらまずコーヒーを一杯。
その後再び仕事に戻るのですが、打ち合わせや電話も無くなったこの時間、ナイターをBGMにとても集中できます。
薄暗くなった暖かい夕暮れに、玄関からは涼しい風が入ってきて、誰にも邪魔されずに仕事に集中する。
気持ちのいい時間が流れています。
わが母校の教授竹村 真一先生による講演の中で、興味深い話がありましたので紹介します。
ヒマラヤは世界でも最大級の大河であるインダス川、ガンジス川、ブラマプトラ川、長江、黄河、瀾滄江(メコン川)などの水源となっており、ヒマラヤ水系には約7億5千万人の人々が生活している。
このヒマラヤの氷は『水の銀行』であり、毎年雪が積もることで元本が保証されている。
その利息(雪解け水)で、何億の民が生活をしているということである。
その元本が温暖化の影響で減ってきていて、黄河の断流なども珍しい事ではなくなり、近い将来、農作物が不足した場合どうなってしまうのか。
これは世界の安全保障上、テロよりも危険な事態を引き起こしてしまう。
というようなお話でした。
食糧を輸入に頼る国にとっては非常に深刻な問題です。
黄河の断流などという言葉も知らなかった私にとって、非常に刺激的な話でした。
その後、業者による講習になり、木造建築による環境への関与がうたわれたが、地球規模の環境問題から都市空間に森をつくろうと…。
少しギャップが大きくピンとこなかったが、木造建築の可能性も広がっていて、今後に生かせそうなセミナーでした。
話は全く変わりますが、都営線の地下鉄内ではAMラジオが聞けるのに、なぜメトロでは聞けないのでしょう。
野球好きの私にとっては、地下鉄であってもナイターが聞けると非常に嬉しいのですが…。
事務所にはいつもFMがかかっています。
初めてラジオをまともに聞いたのは、学生時代の寮生活当時でした。
15年モノのTVが故障し、ルームメイトも外出中だったので何気なくラジオをつけました。
その日はGlayか誰かのone dayスペシャルで、ずっとその会話と音楽を聴いていました。
最初にお世話になった事務所でもFMが毎日かかっていて、それからラジオの魅力に惹かれていきました。
当時のTOKYO FMは、朝はFMソフィア、昼は斉木洋子のアフタヌーン・ブリーズ、夕方は三四郎、モッチー、JKらのエモーショナルビート(最終回は泣いたなぁ)、そしてやまちゃんのラジアンリミテッド。土曜の朝のソング4シーズンも好きだった(所員で私だけですが…)。
その日に帰れることは稀だったので、朝から晩までラジオがありました。
知らない歌はほとんど無く、1コーラスしか歌えないカラオケのレパートリーがたくさんありました。
9.11もラジアンで知ったし、次の日の放送は心動かされました。
今でもモッチーや、やまだひさしは聴けるけど、やっぱり全体的にパワー落ちたなぁ、と。
ただ当時より格段に音質が良いのでOKです。
仕事の資料を探しに近くのあずま図書館まで。
すると『蔵書資料の特別整理等のため』25日~29日まで休館とのこと。
「ムムム…」と考えていてもしょうがないので、地蔵坂通りの寺島図書館へ。
2冊ほどあずま図書館から取り寄せてもらおうと思いましたが、特別整理が終わるまであずま図書館の図書は動かせないとのこと。
「ムムム…、そりゃそうか…」
考えてみると、高校まで年に1回利用する程度だった図書館ですが、その後は無くてはならない存在になっています。
仕事やレポートのための図書以外でも、雑誌や新聞など、たまにブラウジングすると面白い発見があったりします。
WBCの時はおじさま方とスポーツ新聞の取り合いをしました(笑)
今後引越しをするとしたら、その地域選びの中で、図書館の利便性は重要なファクターになってくるでしょう。
皆さんも近くの図書館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
同年代ということもあり、とてもリラックスでき、リフレッシュさせていただいています。
しばらく、奥さんが体調を崩されていたようでしたが、数日前ヨーカドーの帰りに覗いてみると店先まで出てきてくれて、元気な声を聞かせてくれました。
明日の昼休みに予約が取れたので行ってきます。
Saraり、Garaりと変わってこようと思います。
急いで錦糸町のヨドバシまで自転車を走らせ、なるべく安いマウスをと物色していると、デザインに惹かれ衝動買いしてしまったLogicoolのMX-R
最初は少々重く感じ、二の腕が張ってしまってしょうがなかったのですが(今思えば緊張していたのか…?)すぐに慣れ、今ではお気に入りです。
次に故障したとしても同じものを選ぶでしょう。
操作性やフィット感は勿論、ワンタッチ検索やエクスプローラー上でも使える「進む」「戻る」ボタン(バッテリーインジケーター付近の細長いボタン)も便利です。
ドキュメントフリップはあまり使いませんが、、、
MX Airにも惹かれましたが、色んな意味で、あれには手が出ませんでした。
どなたかご愛用の方がいましたら、感想お聞かせください。
マンションのrenovationなのですが、いくつかプランを提示し、気に入っていただけた案もありました。
しかし、コストや日程の関係でとりあえずペンディングの雰囲気。
よくある事なので期待しつつ、気長に待つことにしましょう。
こういった外枠がしっかりしているrenovation案件は、構造への配慮がそれほど重要ではないので、デザインの自由度が増します。
だからこそ難しい面もあるのですが、楽しみを持って取り組める仕事です。